
辻勝和太鼓演奏会
~千里馬と現代音楽~
2025年
10月24日(金)19時00分開演(18時30分開場)
10月25日(土)14時00分開演(13時30分開場)
会場:中目黒キンケロ・シアター

演目
藤舎 呂悦
千里馬 (1983)
演奏:金子竜太郎・内藤哲郎・小池将也・音間大誠・辻勝
石井 眞木
Beatessence 1(2002)
演奏:辻勝
藤倉 大
UTO for 2 Taiko Drummers (2014, 2023)
演奏:内藤哲郎・辻勝
池辺 晋一郎
葦と皮で何ができる?(2019)
演奏:大石将紀・辻勝
杉山 洋一
JeuxⅢ(2019,2020)
演奏:(24日)般若佳子・辻勝 / (25日)大石将紀・辻勝
青森県郷土芸能:採譜・編曲 村山二朗
お山参詣登山囃子
演奏:大石将紀・内藤哲郎・辻勝
青森県郷土芸能:採譜・編曲 村山二朗
お山参詣下山囃子
演奏:大石将紀・内藤哲郎・辻勝
秋田県民謡:編曲 辻 勝
生保内節
演奏:内藤哲郎・辻勝
公演紹介
「葦と皮で何ができる?」と「JeuxⅢ」は僕が独立後に初めて演奏した現代音楽の曲で、今回も共演する大石将紀さんが2019年に委嘱したサクソフォンと和太鼓の為に書かれた作品です。「JeuxⅢ」は2020年にヴィオラと和太鼓に編曲されたものが作られ、昨年、石川県金沢市で行われた金沢ナイトミュージアムで演奏されました。その時に僕を共演者として招いて下さったのが般若佳子さんです。今回は24日にヴィオラと和太鼓、25日はサクソフォンと和太鼓で演奏されます。
「Beatessence 1」と「UTO for 2 Taiko Drummers 」は和太鼓の為に作られた曲です。「Beatessence 1」の作曲者石井眞木さんの曲は鼓童時代に何曲か演奏しており、その中のMonochromeという曲は鼓童の定番曲の一つで、難易度が高く、演奏する為には繊細な技術と鍛えられた肉体が必要で、鼓童時代の僕の太鼓演奏に対する探求心を燃やし続けてくれました。今回演奏する「Beatessence 1」も、肉体的鍛錬無しには演奏出来ない曲で、演奏していると眞木さんの太鼓奏者に対する熱い思いを感じます。
「UTO for 2 Taiko Drummers」の原曲は4人編成ですが、2023年の自主公演の時に作曲者の藤倉大さんに2人編成のものを作って頂きました。今回も2人編成での演奏です。この曲は、2つの太鼓の音が重なったり離れたり、輪唱のように聞こえたかと思うとそれぞれ異なるリズムを刻み、音の速さのようなものを競い合っているように見えたりもします。2つで1つの生き物のように見えるかもしれません。
「千里馬」の演奏者、金子竜太郎さん、内藤哲郎さんは僕が20年間所属した鼓童での先輩、小池将也さんは後輩、音間大誠さんは元鼓童の研修生。「千里馬」は鼓童の定番曲の一つで、今回の奏者は幾度となく千里馬を演奏してきました。5人同じグループで培った技術があるので4人に共通したものを感じて頂けると思いますし、今回は世代が20代、30代、40代、50代、60代と、まんべんなく幅広く、世代の技術的なグラデーションもお楽しみ頂けます。
「お山参詣登山囃子、下山囃子」は本来、メロディーは篠笛が担当しますが、今回はサクソフォンが担当します。この編成での演奏は過去に大石さんのコンサートでやった事があるのですが、その時に、この曲とサクソフォンの相性の良さを強く感じ、いつかまたやってみたいと思っていました。
「生保内節」の本来の編成は、唄、三味線、尺八、太鼓ですが、この公演では和太鼓と唄のみで行います。
この唄は秋田県最古の民謡と言われているのですが、今回は和太鼓の少し近代寄りのリズムに乗せた生保内節をお聞き下さい。
ちなみにこの唄は秋田出身の祖父のオハコでした。
出演者

大石将紀
サクソフォン
サクソフォン奏者としてクラシック音楽、特に現代音楽のジャンルで活躍し、これまでに数々の世界、日本初演を手がける。
これまでに東京オペラシティー「B→C」、コンポージアム、サントリー・サマーフェスティバル、武生国際音楽祭、みなとみらいホール「JUST COMPOSED」などにソリストとして出演。またヨーロッパやアジアにおいて、音楽祭の出演、リサイタルの開催、また音楽院等でスタークラスを行っている。
東京藝術大学卒業、同大学大学院修了後渡仏し、パリ国立高等音楽院修了。東京現音計画メンバー。第13回佐治敬三賞、令和元年度文化庁芸術祭レコード部門優秀賞受賞。
最新アルバム「細川俊夫サクソフォン作品集」(CAIROS)が好評発売中。

般若佳子
ヴィオラ
広島県福山市生まれ。桐朋学園大学卒業後、フランクフルト音楽・舞台芸術大学を経て、ブリュッセル王立音楽院修了。Ensemble Ictus、Prometheusに参加し、ヨーロッパを拠点に活躍する。2004年より「秋吉台の夏」現代音楽セミナーに招待演奏家兼講師。草津夏期国際音楽セミナー&フェスティヴァル出演のほか、多くの国際的な演奏ツアーや現代音楽祭から幅広い招待を受ける。現在は金沢を拠点にヴィオラ奏者として積極的な活動を展開している。

金子竜太郎
和太鼓
1987年より太鼓芸能集団「鼓童」で20年間活動。作曲・演出も手がけ、人間国宝 坂東玉三郎氏演出の『アマテラス』では音楽監督を務めた。
1988年、現代のチャッパ奏法となっている技術を考案し体系化、また担ぎ桶太鼓の高速両面打ちを開拓した。
2007年独立。6大陸43カ国で公演し、音楽・ダンス・現代アートなどジャンルを超えた表現を展開してきた。
故障を契機に自然体でたたく「ゆるみ打法」を確立し、延べ1万人以上に指導。そのエッセンスを活用し、音楽家やダンサー、セラピストら多分野の専門家に個別指導も行う。
鼓童研修所では、唯一の外部太鼓講師を18年間務めている。
https//:ryu-beat.com

内藤哲郎
和太鼓
1991年、和太鼓芸能集団「鼓童」に入座し、2002年春に独立。
和太鼓演奏家として拠点を東京に移し活動を始める。
以降、吉田兄弟や角松敏生、DJクラッシュ、ソウルフラワーユニオンなど様々なアーティストのアルバムに参加し国内外のツアーに同行し、共演するアーティストは多岐にわたる。同時に自身のユニットの国内外での公演、レコーディング、また各地の和太鼓グループへの作曲、学校の部活動などの指導とその活動は幅広く精力的におこなっている。和太鼓という極めて原始的な楽器を駆使した表現やその魅力・可能性を追求し続けている。
高い技術に裏打ちされた、繊細な表現とその音色の美しさは他の追随を許さない。唄うように流れるリズムの旋律こそが、確固たる内藤哲郎独自の太鼓表現である。

小池将也
和太鼓
神奈川県横浜市出身。
12歳より和太鼓と出会い20歳で新潟県佐渡島へ渡り、
太鼓芸能集団 鼓童の舞台活動に参加。
舞台では主に鳴り物や笛を担当し。太鼓や唄、踊りなどマルチプレイヤーとして活躍。
2017年に鼓童から独立
現在では和楽器演奏家として国内外での演奏活動はもちろん、チームや教室での指導、ワークショップ。個人レッスンや太鼓チームへの作曲や演出も手がける。
関東地方の若き太鼓打ちを招集したプロジェクト『関東太鼓連 暖』や和楽器編成のユニット『Japaund』『MeMe age』など多数を手がけ、独自の音楽性と感性で人間味のある舞台を大切にしながら、舞台表現をしている。

音間大誠
和太鼓
1998年生まれ。神奈川県横浜市出身
16 歳で高校の部活動をきっかけに和太鼓を始める。18歳の時には、神奈川県高等学校校郷土芸能発表会にて審査員特別個人賞を受賞。
近年では、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」出演、「RugbyWorldCup2019JAPAN」公式PVへの出演、Disney+「ガンニバル」太鼓指導・出演、JAPAN THEATER「SEIMEI」出演
新しい学校のリーダーズや浜崎あゆみのコンサートへの参加など、ジャンルを越えた活動を精力的に行なっている。

辻勝(和太鼓・唄)
北海道様似町出身。「太鼓芸能集団 鼓童」のメンバーとして20年間活動した後、2016年にソロ和太鼓奏者・指導者として独立。太鼓界随一の美しい音色を持つ奏者として、歌舞伎作品への出演の他、現代音楽、創作太鼓、映画音楽、ロックコンサート等、幅広いジャンルで活躍している。2019年12月には池辺晋一郎作曲『葦と皮で何ができる?』、杉山洋一作曲『Jeux Ⅲ』をサクソフォン奏者、大石将紀氏と、2023年11月には波立裕矢作曲『移民之歌、篳篥、和太鼓』(委嘱作品)を篳篥奏者、三浦元則氏と世界初演。
【チケット】
全席指定
一般5,000円/小・中・高校・学生2,500円
【WEB】https://www.confetti-web.com/events/10330
【公演に関するお問い合わせ】
いななき屋(080-6686-8865/info@inanakiya.com)までお願い致します
Inquiries should be directed to 080-6686-8865 or info@inanakiya.com
・未就学児のお子様はご入場できません
・やむを得ない事情により、公演が中止・変更、曲目も変更になる場合がございます
・車椅子席の方はチケットご購入前にいななき屋までお問合せ下さい
舞台監督:根本孝史
太鼓提供:小江戸川越和太鼓 響
デザイン:長谷川 健太郎
協力:エイベックス・クラシックス
主催・制作:いななき屋